2018年2月9日金曜日

パスファインダーショートキャンペーン -パルメシア騒乱 第三部 その1-

 シャーナ姫を助けた英雄として、リチャード達は宮廷のパーティに招待された。
 しかし、パーティにはドレスコードがあり、騎乗馬のアルタックスを入れるわけにもいかず、武器や鎧を堂々と身に着けていくわけにもいかない。PL達はメタゲーム的にも明らかに怪しんでおり(※1)、策を練る。
 もっとも、主賓のリチャードはシャーナ姫のお願いを断ることも出来ず、どうしようもなくほぼ丸腰で行くことに。元々鎧を着ておらず、武器も携帯する必要のないハイヤテ(※2)とマルスは普通に参加。カルペンスはあまり得意ではない〈手先の早業〉でマスケットをごまかして持ち込み(※3)、ユーカはフル装備のまま姿を消してそもそもパーティには参加ぜずに会場の前の廊下で待機していた。
 皆の予想通り、パーティが始まると窓からボーンデヴィルが3体侵入。それほど強くはないが、装備は不十分でしかも姫だけでなくパニックに陥って入り口に殺到しているひ弱な貴族が多数(20人)の状況で思ったように動きが取れない。ボーンデヴィルはシャーナ姫を連れ去ろうとするも、ハイヤテがウォールオブアイスで動きを封じ、召喚したブラックブレードであるファルカタのクリティカルでとどめを刺す無双状態。残念ながら、1体は逃げられてしまう。
 会場だけでなく、城全体が襲撃に合っていたため、装備を整えなおして姫様を連れて避難しようとするも、城の入り口にかかる橋まで来たところで湖からヤングアクアティックパープルワームが橋を塞ぐ様に2体襲い掛かる。しかし、並みの攻撃では当たらないリチャードを盾にしつつ、カルペンスの銃と間合い外からヒット&アウェイの急所攻撃をするユーカの攻撃(※4)で簡単に倒して突破。
 一行はとりあえずカルペンスの親友、ジャックをリーダーとする結社に身を寄せることに。逃げたボーンデヴィルを結社のメンバーが追跡したところ、嘆きの神殿へ向かったという。

 嘆きの神殿は遥か昔、この地を支配していたオークの王とその弟らが、近隣の人間の国から攻撃を受けた際に最後まで立てこもって抵抗し、壮絶な戦いを繰り広げた末に全滅したという忌まわしき地下神殿であった。
 
※1:わざわざ装備が持ち込めない状況をGMが用意する=不利な状況での戦闘が起きる可能性大
※2:剣の盟友の能力であるブラックブレードの転移する剣があるので、いざとなれば武器を召喚できる。さらには剣聖なので元々鎧は着ていない
※3:実は技能ランクが2ランクしかない。とはいえ能力値などが底上げされているので一般人であれば出目次第でごまかすことはできる
※4:斥候がついているので10ft以上離れていれば〈一撃離脱〉を使うだけで急所攻撃可能。挟撃する必要すらないので橋を塞いだワームも正面から戦うだけでOK

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