果物は見た目と香りで味のイメージが決まるのですが、野菜の味の場合は香りの代わりに色が重要です。
トマトは赤くないとトマトらしい味がしませんし、ニンジンはオレンジ色でないとニンジンらしい味になりません。なお、中がオレンジ色のサツマイモはニンジンのような味がしました。
紫色は渋いので、紫のサツマイモは美味しくありません。基本加工用です。紫色は健康食品によく使われていますが、どちらかというと見た目重視で食用としては今一つです。この紫の色素は昆虫にとっても美味しくないらしく、昆虫も嫌います。
緑色は濃いと青臭くなります。ネギなどの葉っぱものは本当は黄緑色の品種の方が柔らかくて味も良いのですが、緑の濃い方が一般人には美味しそうに見えるようなので緑の濃い品種が沢山出回っています。ちなみに、昆虫視点でも黄緑色の葉の方が柔らかくて美味しいらしいので隣に並べて植えると黄緑の葉の品種ばかり食べられます。
一応野菜に含まれるスイカですが、これも果肉の色で味がかなり違います。今年、野菜農家の友人から中の白いスイカを貰って食べましたが、甘さはあっても色素の味がないため何か物足らない味でした。
今はカラフルな野菜もありますが、野菜そのものに味を期待したいなら野菜ごとのスタンダードな色の商品を選んだほうが良いようです。
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