https://www.youtube.com/watch?v=LDm3ESO3wYo&t=4s
今更ではあるのですが偶々観させてもらったのですが、さすが鈴吹さんです。シティアドベンチャー系のシナリオの基本的な要素であるキャラクターの造形について分かり易く説明されています。
鈴吹さんはダメと言っておられますが、自分がこの形態でシナリオを作る時は重要なNPC(鈴吹さん曰く球形の人格のNPC)を複数人用意してます。あるPCの視点からは重要NPCでも関係性の低い他のPCの視点では重要ではない為に半球形の人格に見えるので問題は無いという考え方です。
以前のトーキョーN◎VAではハンドアウト方式ではなく推奨スタイルの方式をとっていおり、スタイルによって主人公ポジションを決められてしまうのを嫌がるPLが周りに結構いたため、誰でも主人公になれるよう柔軟に対応できる構造につくるようにしていたのです。
もっとも、この作り方ですとストーリーが立体的になってしまうため、みんなでドラマチックな物語を1つ作りたい場合には向きません。物語の中心が曖昧になってしまうからです。
同じシナリオを別のメンバーで遊ぶと全く違う展開になるという点でゲーム的には面白いのですが、PLごとに自分のキャスト中心に物語を見るという考え方は、俯瞰的に物語を見せる動画やリプレイには向かないので今流ではないかもしれません。
もちろん、ダンジョン踏破型のシステムの場合ではストーリーを立体的な展開にはしないです。ダンジョン踏破型のシナリオの場合、PCはパーティ全員で1つの方向からの視点でしか物事を見ないため、明快な構図の展開で十分です。そもそも物語より目の前の怪物をどう倒すかの方がPL達にとっては大事だったりします。
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