いしかわさんのところで話題になっていたので、個人的な考えを。
罠に関してですが、自分がシナリオを作るときはほぼ1、2個用意します。罠解除を得意とするPCもいますので、多少は用意しないとそういうキャラクターの存在意義がなくなってしまいます。逆に用意しない力押しパーティならそれはそれで罠にかかってもらえばよいのです。死なない程度に。
さて、罠そのものですが、3つの組み合わせで出来ていると思います。
①罠の発見のしやすさ(PL視点で)
a:あからさまに怪しい
b:注意深いPLなら怪しむ
c:ほぼ気がつかない
②罠解除のしやすさ(〈知覚〉と〈装置無力化〉の難易度を含む)
a:誰でも解除可能、もしくは迂回できるなど、そもそも解除の必要なし
b:技能さえ持っていれば専門家でなくても解除可能
c:罠解除のプロしか解除できない
③罠による被害
a:殆ど被害なし、もしくはそもそも罠はない
b:それなりの被害、もしくはペナルティ
c:デストラップ
正直、気がつかない-解除できない-デストラップを作るのはクソマスターといわれても仕方がありません。
モンスターの遭遇と同様、もしかかると被害は甚大だけど発見しやすくて解除する必要もない罠や、あからさまに罠がありそうだけれど実は害はない、といった組み合わせを1シナリオに数個用意すると緊張感が出ます。
なお、罠は使いすぎるとPLの警戒心が強くなりすぎて探索に時間がかかり、プレイアビリティが下がるので多用は厳禁です。あくまで変化を加えるためなのでここぞというところで使ったほうが良いです。あと、PLに罠に感づかれすぎないようにするには、罠の有無に関係なく普段からダンジョンの描写を簡単でよいからするとよいですね。罠があるときだけ描写すると不自然です。
個人的には本当は罠がないのに罠対策に必死の形相のPLたちを見るのが結構好きだったりします。…嫌なマスターです。
やー、常に罠の警戒してるとプレイ時間が長くなっちゃうってのと、だんだんルーチンになって緊張感無くなっちゃうじゃないですか。
返信削除そういう意味で、「ここぞというところで使ったほうが良い」ッてのはおっしゃるとおりだと思うですよ。ええ。
その「ここぞ」というタイミングがなかなか難しいのです。
返信削除結局は慣れなんですが。
正直マスターに不慣れな時代に散々失敗してますからねー。
どのタイミングにどんな罠を出すとPLを不快にさせずに楽しんでもらえるかは、経験を積む以外に方法がないですね。既存のシナリオも参考にはなりますが、パーティ構成やPLの熟練度と罠とのバランスが悪いと酷い惨状になってしまいますから。
4th Cage Blog経由で来ました、レインと申します。
返信削除>正直、気がつかない-解除できない-デストラップを作るのはクソマスターといわれても仕方がありません。
と記述されていますが、ご自身で作成された宝石都市で(完封方法が分からないと)気がつかない-解除できない-デストラップを作ってらしたことからするとご自身はクソマスターであると認識されているのでしょうか?
>レインさん
返信削除アレですか。確かにそれなりにシビアな罠であったとは思います。
ただ、レベルがそれなりに高くなると、ただ判定するだけで解除できるような罠を作っても仕方がないと思うのですね。レベルが上がるということは単に数値が上昇するだけでなく、PLの経験もそれ相応に必要だと思うのです。
あと、罠解除の方法ですが、シナリオに書いてあるのはあくまで対処方法のひとつでしかないですね。別に〈装置無力化〉で解除するだけが罠の対処の仕方じゃないですからね。勿論罠解除の専門家がいれば最小限のリソース消費で比較的楽に突破できるだけのはなしで。個人的にはマスターが想像していない方法で突破してきた方が面白いとは思うのですが。
あの罠も存在自体があからさまに怪しいですし、基本的に物理的な罠なので対処方法っていくらでもあるとは思うので、あまり引っかからないのじゃないかなとは思います。それにモンスターとの戦闘だってノーダメージ完封なんて差ほどないですから、罠だって完封して当たり前ということもないのではないかなと。
…まともに引っかかると手に負えないのは確かですがね。