2022年6月7日火曜日

肥料の高騰

  ウクライナ侵攻への影響もあってか、肥料が無茶苦茶な価格になってしまっていますね。そもそも、必要分を確保できるのかどうか…

 堆肥の使用を推奨しているらしいですが、堆肥は安易に使えるようなものでもなく割と扱い辛いです。化学肥料のように品質が安定させるのが難しいのが一番の問題。

 それこそ江戸時代は人糞も堆肥にしたものですが、聞くところによると現代の人糞は堆肥として使いものにならないらしいですね。食べ物や医薬品による化学物質の影響が大きいようですし、臭いが酷くて1年経っても畑が臭いとか…昔の日本人と違って肉を食べている量が多いので圧倒的に臭いのではないかと思います。それに完全に発酵できていないと生野菜の場合寄生虫や感染症のリスクもありますしね。


 保存料や抗生物質などの化学物質の影響があるなどというとなんだか眉唾ものですが、現実のところ土壌は菌や細菌などのバランスを良い状態を保つことで植物が健全に生育できるという事があるので、熱に強く堆肥化しても容易に分解されない化学物質が残っていると土壌内の菌や細菌のバランスが崩れてしまう事は十分にあり得る話です。


 恐らくしっかりとした処理をすれば肥料としても使用不可能ではないとは思いますが、所詮堆肥なので採算合うのかどうか。技術的に可能なのと経済的に可能なのは別なので…


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