2019年11月8日金曜日

ゴブリンスレイヤーTRPG ルールの処理について その11

孤高のボス

 このシステムのボスは多数のモブを引き連れている前提のバランスで組まれているので、単体のボスで出すと拍子抜けするくらいの弱さであったりします。祈念と組み合わせた強力な呪文や痛打による一撃KOがあり得るからです。
 ですから、ヒロイックなファンタジーに多い”ボスとの壮絶な戦い”というのは表現するのに向いていません。
 どうしてもそういった敵を用意するのであれば、以下のような修正をしてみてはどうでしょうか。


「孤高」:通常のボスと異なり、統率者(モブの支援効果)を持ちません。また、「群れ」による支援効果も受けられません。

「痛打耐性」:PCが祈念により通常命中を大成功に変更した場合、このボスには痛打が発生しません。出目12あるいは技能によって大成功になる場合は通常通りに痛打が発生します。

「根性」:負傷数が生命力の3倍まで耐えられます。(PLが5人なら4倍、6人なら5倍としてもよい)

 加えて、孤高のボスは属性攻撃に対していくつかの耐性能力を獲得してもよいでしょう。
 さらに、知能は通常より1段階高いものとします。

 モブのお供は連れていないのですが、孤高のボスが2体(以上)という事はあり得ます。バランスは保証いたしかねますが…
  なお、ボスが2体以上の場合は「痛打耐性」はなしでも良いでしょう。


 ちなみに種族値・武器の命中修正など2d6システムの上方ロールとしては何かとデータに幅が大きいシステムなので、高レベルのルールブック記載のボスを出しても瞬間戦闘能力極振りのPCを作ると案外戦えてしまうのですが、そうでないPCは全くの戦力外になる可能性が高いのでお薦めはしません。強い敵と戦うのが好きな人は結構多いのですが、そうでない人もいますのでね。

0 件のコメント:

コメントを投稿