2019年11月3日日曜日

老害発言は老害の始まり

 ある一つの事柄に対して様々な考え方があり、その時代に合った考え方がトレンドとしてもてはやされるのですが、どの考え方にも長所と短所があり、トレンドに合っているものは短所に目を向けず長所だけを盲目的に評価し、トレンドから外れているものは長所を無視して短所だけを非難し老害だというような感じです。
 ですから、古い考え方を老害だと非難している人は自分の考え方を固定化することになるので、必ず自分も老害化すると思われます。

 例えば「努力」という事に関して、一昔前なら根性論的な努力がもてはやされた時代がありましたが、今では論理的でないと非難されるくらいの事になっています。今のトレンドの「努力」は科学的に、論理的に、合理的に物事を考え推し進める事でしょう。
 これは昔のスポコンアニメと最近流行りの異世界転生モノアニメを見ると明らかです。
 ですが、科学的に・論理的に・合理的に物事を考え推し進めるにも必ず限界はあります。なにせ今は情報化社会ですから、あっという間に情報は拡散し普及するのでそのタイプの努力の優位性はたちまち失われてしまうでしょう。
 その限界の時が来ると、それまでバカにされていたような非効率・非合理な事をコツコツと行う、どちらかというと根性論的な努力が評価されるようになるかもしれません。流行は巡るのです。

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