2019年11月4日月曜日

成り立たないはずだ

 市場原理の考えの基本になっている国富論では市場原理は最低限のモラルを守ることが前提だと書いているみたいです。
 従って、市場原理以前に、買い手がそのものの生産コストを理解してる必要があったり、経営者は労働者が家族を養うのに生活に必要な最低賃金を理解してる事が前提になっている訳です。
 しかし、今は買い手に一方的に都合のいい市場原理だけがまかり通ってしまっていたり、フリーミアムや消耗品商法という生産コストを無視した販売法がひろがったり、そもそも経済活動が複雑になって消費者は生産コストが判らなくなってしまっているというのが、市場原理が成り立たない原因のようです。
 ようするに市場で売買することは考えない方が良い時代という事のようですね。

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