2017年9月11日月曜日

著作権は誰のためのものか

一般には著作権は作者の権利を守るものとされています。ところがいざ法律にしたがって実際に作者が権利を主張すると顧客が離れて人気の作品でも一気に廃れてしまうという現実がしばしばあります。
それはなぜでしょうか。

これは個人的な考えではありますが、著作権は「著作権料を払った人の利益を守るもの」だと思います。つまり漫画であれば漫画を買ってくれた一般消費者です。海賊版が出回れば著作権料を含む価格で買った人は損をしてしまいますから、これは権利者が訴えて海賊版を潰すべきです。
しかし、同人誌のような二次創作が販売されても、著作権料を払った消費者が損をするわけではありませんから、これに対して訴えたりすると消費者の心は離れてしまうのです。例えその内容が原作のイメージを壊してしまうような歪んだものであったとしても。

ちなみにこれは特許や種苗法などでも同じことが言えます。特に一般消費者向けの商品では権利者の利益のための主張をしている限り発展はないと思うのです。

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