2022年12月7日水曜日

コスパ&タイパ

  昨夜TVつけていたら今年の日経MJヒット商品番付の横綱がコスパ&タイパだそうな。

 コスパ=コストパフォーマンス、タイパ=タイムパフォーマンス、なのですが…うーんデフレ&余裕のない世相を反映したヒットでちょっと寂しいものです。

 広義にはコストには時間も含まれますでしょうが、この場合のコストはお金を指しています。コストを重視するという事はお金が無いからで、同様に時間を重視するという事は時間が足りないから、と言えます。

 時間が足りない原因は情報過多なことと、基本無料ビジネスやサブスクによる定額ビジネスが氾濫し過ぎているからでしょう。こういったビジネスモデルが増えれば増えるほどそのビジネスモデルの価値が下がって、ユーザーの時間を獲得するための広告費がどんどん嵩むようになるので、どこかで崩壊しそうな気もしますが…どうなるでしょうかね。

2 件のコメント:

  1. 私は平成生まれの30代ですが、物心ついた頃にはテレビでも何かというと不景気だなんだと流れ続け、バブル景気のことを教科書の出来事として学んだときには「無駄遣いしてると碌なことにならんのだな」と考えたものです
    そう単純な問題ではないとは理解しつつも、我々やその下の世代は無駄を避ける意識というのがどこかにはあるような気はします

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  2. 自分はバブル期は子供の頃に多少記憶がある程度ですが、バブル期は安定的に収入が入る目途が立ったからお金が使えたという感じみたいですね。今はいくら収入が増えてもそれがずっと保証されるわけではないから節約志向は変わらないし、消費が美徳という時代でもなくなったのでコスパ重視になっているのだと思います。

    コスパ&タイパ重視は個人レベルでは良いと思いますが、社会全体がそちらに傾倒し過ぎると割と困った事態が起きる気はします。表面的・短期的な利益ばかりを追求して、手間や時間を必要とする技術開発や基礎的な研究が衰退してしまいます。今まではバブル期までの惰性があったから成り立っていたものの、少しず失われていくのは時間の問題かなと…

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