2017年5月24日水曜日

TRPGで放課後恋愛クラブ(エッセンシャル版)

昔のルールブックを眺めていたら思い出したもの

元々、放課後怪奇くらぶというクトゥルフの呼び声の簡易版のTRPGが1997年に発売されています。そのルールを使って恋愛シミュレーションゲームを遊ぼうというものです。わがサークルの夏キャンペーン企画でそのころ何かしらのシステムで恋愛ものをやっていました。
ちなみに放課後恋愛クラブは当時発売されていた18禁ゲームで、なんというかネットで調べればすぐわかりますが…そういうゲームです。

放課後怪奇くらぶのルールを使っていたため本来はSANチェックのルールを応用した%ダイスで行うのですが、ここでは複雑なルールはなしでそのエッセンスだけを紹介します。

ダイスはD20を使います。キャラクターシートは自分のプロフィール(性格や好きな事、嫌いな事、苦手な事など)を書きます。
ステータスは他のキャラクターへの好感度、以上です。キャンペーンでは出会いから行うので初期値6、単発なら10~12くらいからスタートします。
基本的に好感度は異性キャラしかありませんが、BLものやGLものが好きな方は同性への好感度もありです。

ルールは簡単、D20を振って好感度以下で成功、それより大きい出目なら失敗とします。

自分の手番が回ってきたら、好きなキャラクターに対して色々なシチュエーションを用意して相手にアクションします。相手のPLがそのシチュエーションで好意を感じたらD20を振ります。判定に成功すれば好感度を+1します。
逆に不快に感じてもD20を振ります。この時、判定に失敗すれば好感度を-1します。
他人が用意したシチュエーションに対して、自分から相手にアクションを仕掛けることもできます。両者とも手づまりになったら、そのシーンは終了で、次の人の手番に移ります。他のキャラクターの場面に割り込んでもOKです(下手すると雰囲気ぶち壊しで好感度下がりますが)
基本的に同じ行動では好感度は上昇しません。常に新しいネタを用意する必要があります。
判断に迷う場合はとりあえず好感度判定を行い、成功したら好意的に(好感度+1)、失敗したら不快に(好感度-1)感じ、判定に応じた対応をします。
それとは別に3日(ゲーム内の時間の流れが速い場合は3週間)ごとに各キャラクターごとに判定を行い成功すれば+1、失敗すれば-1します。(ただしこの判定によって0になることはありません)

好感度が20に達した時点で、強制的にその相手に告白をしてしまいます。告白された側はD20を振り、そのキャラクターへの好感度で判定成功すれば、2人は結ばれます。判定に失敗したら告白を断ったこととなりバッドエンドです。

GMは不要なのですが、男集団なTRPGサークルでは女性キャラクターを演じてくれる人がいないのでたいていGMが何人もの女性キャラクターを掛け持ちして行います。

簡単なルールであるものの、実際にプレイすると判りますがPLのSANを削りあう精神戦闘ゲームです。
相手を理解し、いかにして自分に振り向かせつつ、自分も理性を維持しつつ相手への好意を維持し続けるかが秘訣です。



追記:書き忘れていました。
告白して断られる、約束を破られる、裏切られるとそのキャラクターへの好感度がD20下がります。好感度が0以下になったら…二度とそのキャラクターへ好意を示すことはできなくなります。
信頼を築くのは時間も労力も費やさなければいけませんが、壊れるのは一瞬です。

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