2012年5月23日水曜日

氷炎の妖術師

人間・ソーサラー(マリードの血脈)12

【筋力】7 【敏捷力】14 【耐久力】16 【知力】13 【判断力】8 【魅力】22

クラス特徴
血脈:マリード
血脈の秘法
冷凍光線:9回/日
精霊の抵抗力:[冷気]への抵抗20
水の猛威:1回/日 ※
※この能力には1日の使用回数の記述はないが、他の血脈の能力から見て、1日1回、17レベルで2回、20レベルで3回と考えるのが妥当だろう。

特技
1《呪文熟練:力術》
1《戦闘発動》(人間)
3《呪文レベル上昇》
5《呪文霧氷化》
7《呪文開眼》:ファイアボール
7《呪文威力強化》(ソーサラー)
9《呪文ダメージ激化》
11《呪文目標選別化》

特徴
〔魔法の家系〕:ファイアボール

呪文 術者レベル12 -/8/8/7/7/6/4

このシステムに慣れてくると術者でダメージを与えるということが思った以上に非効率であることが判るだろう。とくに今回の設定の12レベルが遊べるような環境になると、ほとんどの人が感じるはずだ。そこであえてダメージ呪文攻撃型の術者を構築してみた。ダメージ重視とはいえ、実際に運用するためには最大ダメージを上げるよりも安定してダメージを上げる方が良いだろう。呪文による攻撃は[火]などの補足説明がついており、耐性を持っているクリーチャーがかなり多いのが一番の問題だ。複数の攻撃手段を持っている必要がある。今回は攻撃呪文を定番のファイアボール1つとした。この呪文は3レベル呪文だが中レベル帯では最も安定した攻撃力と効果範囲を有している。そのファイアボールを強化する特技を重ねて修得し、血脈の能力によって敵に合わせて[火]と[冷気]を使い分けるというコンセプトだ。特技には余裕がないが、呪文自体はファイアボール以外設定していないので、まだかなり融通が利く。
アイスデヴィルのように[火]にも[冷気]にも耐性を持つクリーチャー相手の場合は、他の攻撃呪文も取って対応するか、それとも諦めて補助呪文で日和見するかは好みが分かれるところだろう。
6レベルスロットを使い、特徴も使って《呪文レベル上昇》《呪文威力強化》《呪文ダメージ激化》に《呪文目標選別化》もしくは[冷気]に変更して《呪文霧氷化》を重ねて攻撃する場合、ダメージは14d6×1.5で期待値73点といったところだ。 心配は《抵抗破り》がないので呪文抵抗を持った相手だと弱いことだ。

実は範囲攻撃呪文がそれほど活躍できないのは日本のプレイ環境によるものではないかと思う。日本ではコンベンション主体で、限られた時間でプレイヤーを満足させようとするため、遭遇は巨大で強い敵を少数出現させるパターンが多いのではないだろうか。本来なら雑魚を掃討する様な戦闘もあってよいだろうが、時間がかかるためあまり用意しないような気がする。(そもそも、中・高レベルでの雑魚沢山の場合はマスターのダイスを振る回数が非常に多いわりにはそれほど脅威を与えられないことが多い。)

以前書いた、弱い敵の実質脅威度のハウスルールの、
・ NPCクラスはPCクラスの3/4レベル(端数切捨て)の強さとみなす
・ 脅威度がパーティに平均レベルより5差以上ある場合は脅威度に補正をかける
を用いてリーダー+雑魚という構成の遭遇を用意してみると、範囲攻撃呪文の有用性を感じることができるだろう。多くの前衛は強力な1体の敵を倒す能力に特化している場合が多いため、そこそこ強い雑魚は一撃で倒せるかもしれないが、数が多すぎると後衛まで素通りされるという事態に陥りやすい。(高レベルだと壁呪文などで戦力を分断して各個撃破という作戦が多くなるかもしれないが。)
ちなみに、本来のルールでこの手の遭遇を作ると脅威度が高いわりには大した遭遇でなくなってしまう。

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