2012年1月11日水曜日

D&D5版についておもふ

5版開発の計画があることをいしかわさんのブログで知る。
 近年では売れたシステムを定期的に版上げをするのが普通になってきたので、時が来たのかな。
 4版に切り替わったのも、3版がコアユーザーの要望にあわせて次から次へとプレイヤー向けデータを増やし、新規ユーザーが入れない環境になってしまったのをリセットするためだっただろうに、結局同じ道を歩んでしまっているのではないだろうか。

 5版はモンテ氏がメインということだから、システマチックなものになりそうな感じ。実力があるがゆえにかえって心配な気もする。コアユーザーに満足できるものを作ろうとするとPFみたいに入門者お断りの雰囲気になってしまうし。(PFは最初から3.xユーザーの受け皿的存在だからあれはあれで間違っていなかったりする。規模も小さいしね。)
 やっぱり単純化する方向に進むのが正解なのじゃないかと思う。ミニチュアを使わない抽象戦闘に戻ることはビジネス的に無いだけれど、膨大なデータと複雑なミニチュア戦闘に傾倒するとプレイヤーもマスターもプレイ中がルールブックやテーブルとにらめっこしているばっかりで、全然 "T" RPGになっていなかったりするし。

 個人的にはコアユーザーは適当にあしらって、常に新規ユーザー獲得に努力を傾けた方が良いのじゃないかとも思うのだが、趣味の世界は常にコアユーザーが業界をリードする立場なのでバッサリ切り捨てるわけにもいかないのが現実だろうとは思う。いや、自分の仕事に関わる趣味の世界がTRPG業界と同じ状況に陥っているのを見ると、どの趣味の世界も同じ運命を辿るのではないかなと。ええ、自分も含めコアユーザーと言うのはどの趣味の世界でも癌なんですわ。

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