2024年12月23日月曜日

ラブライブ!スーパースター!! 第3期第12話

 計3期36話の最後に相応しい大団円でした。今までに出ていなかった可可や恋、そして2期生3期生の今後のエピソードもありましたが、1期生5人の卒業と旅立ちを最後に描くであろう事はこの作品が始まった時から予想していましたし、実際想像通りだったと思います。

 2期が結構挑戦的な事をしたが結果的に批判もあったのに対し、3期はファンの期待に応える事に徹底した展開だったと思います。全く想定もしないような刺激のある展開は無かったのですが、多くのファンの方もそれを望んでいなかったのではないかとは思います(特に思い入れがない人が客観的に観て娯楽としての面白いかどうかはというと話は別です)。

 最後の楽曲、予想していた『始まりは君の空』でしたね。この曲、Liella!5人でスタートした時に作られたアニメ外では唯一のMV付きの曲ですが、いずれ来るのではとは思っていましたがどう使われるかなと思っていたら、卒業する1期生から2期3期生に送る(アニメ上では)スクールアイドル最後の曲という形なのは予想外でした。

 アニメからではなく、声優さん5人が選ばれたところから観ているとこの感動も猶更だと思います。(コロナ禍でこの曲の披露は当初無観客ライブで行われていますので。)なお、12話のMVは4年前に公開された最初のMVから少し手直しされてされてるみたいで、顔や動作も少しずつ違いがあります。

 ラブライブ!スーパースター!!は作品としては今回で完結ですし、展開的にもきれいに卒業まで描き終えているのでこれ以上は蛇足になってしまいそうです。ただし、3期は後半がかなり駆け足で描かれており、11人揃ってからの時間は空白が多いので、今後はサイドストーリーとして11人揃ってからの日常エピソードが足される可能性は十分にありますね。リエラのうたの最後に『またね』の一言があるので、劇場版もあるかもしれませんし。

2024年12月17日火曜日

ラブライブ!スーパースター!! 第3期第11話

  今回は最終回を待たずしてラブライブ!全国大会でした。全国大会前の日常のお話もこれまでの総決算的なエピソードと1期生の進路の話が詰め込まれており、限られた時間で最大限メンバー達を表現をしたという感じでした。

 人によっては今期は駆け足過ぎると思われる方もいるとは思いますが、ラブライブ!の大会をメインに話は1期2期でやってしまっているので、同じようなことをやっても全然盛り上がらないでしょう。そこで今期は(2期でひと悶着があった)マルガレーテの加入、そして一期生の卒業をテーマにしたのだろうと思います。

 次回は最終回で、完全に1期生の卒業に時間をとった感じです。最終回にまだ1曲新曲の枠が残っているんですよね…全くの新曲もあり得ますが、個人的にはLiella!の最初の曲である『始まりは君の空』か、Liella!を代表する曲で何度かアレンジされた『私のSymphony』の新バージョンではないかなと個人的には予想しています。


 今作はアニメだけではなく、担当の声優さんも応援している作品なので終わるのが少し寂しいですね…

2024年12月10日火曜日

ラブライブ!スーパースター!! 第3期第10話

  今回は今まで2期で加入して以後、あまりスポットライトが当たらなかったきな子のメイン回。以前の予想通りでしたが、恋との生徒会関係の事も話の中心になっています。

 きな子は(これも中の人の影響もあるでしょうが)時々毒を吐くようなセリフをポロッと言う事があるのですが、恋に対しても発揮してしまいました。きな子の「…多分」という毒発言に対して、恋のドスの効いた「多分?」は完全に役ではなく声優さん本人の声でした(苦笑)

 12話で完結という事もあり、今回が東京大会、次回がラブライブ!本戦とかなり駆け足な転機ですが、仕方がないところも。今期の最終話は1期生5人が卒業してそれぞれの夢を目指して旅立っていくという展開になりそうです。


 マルガレーテもそうでしたが、今期は意識的に担当の声優さんの性格や特技などをキャラクターにシンクロさせる方向性を感じられます。その方がキャラクターを演じやすなるためだとは思いますが。

2024年12月3日火曜日

ラブライブ!スーパースター!! 第3期第9話

 マルガレーテと冬毬がLiella!に加入するも、特に対立していたマルガレーテがどのようにしてグループになじんでいくのか、というお話でした。

 マルガレーテとLiella!の確執を解消するために、実に全12話の内9話もかけたという事になりますね。視聴者をいかにして納得させるのか、相当苦労した気がします。今回はOP曲が最初から流れずに挿入歌として使われました。元々、「一つになる」というテーマの曲という事ではありましたが、作詞・作曲の段階からLiella!が11人で完全に揃ってから最初に歌う曲として作られたそうです。OP曲が劇中歌の1つとして使われたのは初代のラブライブ!の2期以来でしょうかね、…多分。

 どうでもいい話ではありますが、マルガレーテの性格に中の人の影響を受けているのは以前も書いたのですが、マルガレーテに爆食属性まで追加されてます(笑)

 前々から感じてはいますが、ストーリー全般に3年生である1期生はいずれ卒業するからと見守る立場で、2年生が主導する展開になるようにかなり意識して作っていると思いますね。毎話そういう話の流れが何かしらにありますので。


 次回はきな子のメイン回ですね。きな子は2期からあまりメインを張ったことがないですし、予告の情報が少ない所からわりと重い回になりそうな雰囲気です。

2024年11月26日火曜日

ラブライブ!スーパースター!! 第3期第8話

 うーん、予想が外れましたね(笑)

 勝ち負けを付けずに合流する流れになるだろうと思っていましたのでその点では合っていましたが、メンバーと結ヶ丘の生徒全員の総意で合流する展開になるのは予想できませんでした。しかし、初代からスクールアイドルのライブはメンバーだけではなく、生徒全員で作り上げるというコンセプトがあるので、これで正解だったのだと思います。

 (2期の課題を克服するための)今期の一番の山場とも言えたでしょうし、2つのチームが1つの曲で対決する演出(トマカノーテが青コーナー、Liella!が赤コーナー)をしつつ、それがまじりあって本来のLiella!のチームカラーの紫になる演出はなかなか上手いと思いました。

 しかし、あと4話しかないんですよね。物語の展開上、恋ときなこの生徒会関係の話がありそうですし、これラブライブ本戦までやれるんでしょうかねぇ。もしかしたら4期があるのかもしれませんが。


 最近の話の流れが、1期生(3年生)が卒業してもグループが今後も活動できますよ、という2期生の出番を増やす展開を積極的に進めている感じがしますが、リアルの方でも1期生が卒業して新しいメンバーを入れて~みたいな事をやってしまうのか、それとも1期生の卒業まで描いて本編は終了という形をとるのか、どうなるでしょうかね。

 個人的には卒業まで描いて本編は止まって欲しいですけれどね、一期生の方々に特に思い入れがありますので。

2024年11月18日月曜日

ラブライブ!スーパースター!! 第3期第7話

  今回は上海でLiella!メンバーと一緒にパフォーマンスをして、少しづつ心境が変化していくマルガレーテと冬毬、そしていずれは11人でと思っていても2人を見守るかのんの3人のお話。

 元々作品として11人のLiella!というゴール地点は最初から決まっていますが、敵対していたマルガレーテをそこへ合流させる事を視聴者に納得してもらうために十分時間を取って物語を描いている事が凄く感じられます。

 おそらく次回8話で合流しそうな感じです。マルガレーテと冬毬は校内でのLiella!との対決に勝ってLiella!を自分達のグループの方へ吸収させようと画策しているような展開に見えますがそうはならないような感じもします。引き分けになってそれなら1つのグループになろうか、みたいな展開になるのかな?と勝手な予想。

2024年11月11日月曜日

ラブライブ!スーパースター!! 第3期第6話

  今回は全話に続いて上海での話の続き

 可可の高校卒業後の迷い、親の期待に応えたいという気持ちで、本当の気持ちを隠していたのをすみれとかのんが背中を押す事で一歩前に進むという、なかなかいいお話でした

 可可とかのん、可可とすみれのそれぞれの関係性の違いと背中の押し方の違いが短い時間ですが上手く表現されていたと思います。

 急なライブシーンで打ち合わせなしでLiella!の8人とトマカノーテの3人が踊れたの?みたいなツッコミどころはありますが、ラブライブ!は伝統的に勢い重視で細かい事は気にしない脚本の方針なので…(脚本をされている花田さん自身がそう言っていますし)。

 なんでしょうか、今期1話から怖いくらいにずっといい感じに話が進んでいますね。キャラクターやキャラクター同士の関係などをすごく大事にしていますし、おそらくファンがそれを一番重視しているという事をかなり意識して物語を創っている感じがします。


 今回最大のツッコミどころはマルガレーテが中の人(結那さん)に引っ張られてキャラ崩壊している所でしょうかね…いや楽しいので問題ないのですが

 今回の可可も担当の今期は意識的にLiyuuさんのエピソードを意識的に取り込んだ展開でしたし、キャラの方を中の人に寄せつつあるようです(実際その方が演じやすいでしょうが)。